カタンとは
『カタンの開拓者たち』は、1995年にドイツのゲームデザイナー、クラウス・トイバーによって開発された、世界中で愛されるボードゲームの金字塔です。
このゲームは、資源の獲得、交渉、陣地の拡大といった要素が絶妙なバランスで融合しており、運と戦略の両方を楽しめるのが最大の魅力です。
詳細情報
| タイトル | カタン |
| プレイ人数 | 2 ~ 4名(拡張版は最大6名) |
| 言語 | 日本語版もあり |
| プレイ時間 | 60 ～ 90分 |
| 対象年齢 | ８歳 ～ |
| 個人おすすめ度 |
島を舞台に資源を集め、道や都市などを建設してポイントを競う、世界的に人気の戦略ボードゲームです。最初は見慣れない用語があっても、ルールを一度覚えてしまえば誰でも遊べるシンプルな設計になっており、初心者でも安心して参加できます。
このゲームの特徴は、「運」と「戦略」のバランスの良さ。サイコロによる資源の獲得にランダム性はありますが、それ以上に重要なのは、資源の使い方や交渉、建設のタイミングなどをどう考えるかという戦略性です。
プレイヤー同士で「木材を2個あげるので、レンガを1個ください」といった簡単な交渉を行いながらゲームを進めていきます。この「交渉」がカタン最大の盛り上げポイントであり、相手の状況を読み合いながら有利な取引を成立させる楽しさがあります。
また、基本セットに加えて多くの拡張版が発売されており、繰り返し遊んでも飽きることがありません。プレイヤーの人数や好みに合わせて、ゲームの世界が広がっていくのも魅力です。
「ボードゲームを始めたいけど、何から遊べばいいか分からない」という方に、ぜひ一度プレイしてほしい名作です。
ルール
勝利条件
最初に10勝利点を獲得したプレイヤーが勝ち！
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 開拓地 | 1点 |
| 都市 | 2点 |
| 最長交易路 街道を５本以上つなげたプレイヤー(長くつなげたプレイヤーのみ) | 2点 |
| 最大騎士力 騎士カードを３枚以上保有したプレイヤー(保有枚数が多いプレイヤーのみ) | 2点 |
| 発展カード(1ポイント) | 1点 |
ゲーム前準備
１．六角形の地形タイル（資源）を並べて島を作る
ランダムに並べることで、毎回マップを変えることが可能です
2.各プレイヤーは開拓地と道路を2つずつ配置
Aさん「開拓地＋街道」 → Bさん「開拓地＋街道」 → Cさん「開拓地＋街道」 → Dさん「開拓地＋街道」 →
Dさん「開拓地＋街道」 → Cさん「開拓地＋街道」 → Bさん「開拓地＋街道」 → Aさん「開拓地＋街道」を配置（合計2セット）
2つ目の開拓地を設置する際は、1つ目に設置した自分の「開拓地」や「道」に隣接している場所には設置できません
3.開拓地に隣接するタイルの資源を最初にもらえる
ゲーム開始
1.サイコロを2つ振る
➡出た目に対応する数字の地形に隣接している全プレイヤーが、その資源を獲得
2.資源で建設や発展を行う（任意）
| アクション | 必要な資源 |
|---|---|
| 街道の建築 | 木材1 ＋ レンガ1 |
| 開拓地の建設 | 木材1 ＋ レンガ1 ＋ 小麦1 ＋ 羊1 |
| 都市の発展 | 小麦2 ＋ 鉱石3 |
| 発展カードの購入 | 小麦1 ＋ 羊1 ＋ 鉱石1 |
3.他プレイヤーとの交渉・資源交換（任意）
➡木材を2個あげるので、レンガを1個くださいなど
4.終了し、次のプレイヤーへ
サイコロの合計値が７が出た場合
1.海賊がいるタイルから別のタイルの上に移動
2.海賊がいるタイルに隣接する開拓地や都市を持っているプレイヤーの中から、1人を選んでランダムに資源を1枚奪います
3.資源が８枚以上持っているプレイヤーは、半分を捨てる
まとめ
『カタンの開拓者たち』は、戦略と運のバランスが絶妙な、世界中で愛されるボードゲームです
資源を集めて道や街を作りながら、勝利点を目指すシンプルなルールですぐに楽しめます
交渉も難しくなく、「◯◯を2個あげるので、△△を1個ください」といった簡単なやり取りだけで成立するので、会話が苦手な人でも安心
さらに、さまざまな拡張版が発売されており、何度遊んでも飽きません。
多くのボードゲームカフェや施設にも置かれている定番作品です。
ルールを守って、みんなで楽しく遊びましょう！